まるで意味をなさない読売の「反ユダヤ」報道

本日もお笑いネタ満載の読売でしたが、特にご紹介したいのは、これですね。

よくこんな記事を出したと思う位不思議な報道なんですよ。まずこうです。

欧州でユダヤ人を狙った暴力や嫌がらせが増加している。少数派に対する敵意の高まりや排除の動きが背景にあるとみられる。5月に予定される欧州議会選に向け、排外主義の訴えが強まれば、暴力がさらに増える懸念も出ている。

どうでしょう、まことに不思議な話ですね。まず、ユダヤ人に対する暴力・嫌がらせは事実のようです。他でも報道されてますね。しかし、

少数派に対する敵意の高まりや排除の動きが背景にあるとみられる

って何なんでしょう?新聞がこんなこと書いていいんですか?またもただの想像ですよ。

「あー、なんかむしゃくしゃする!給料も上がらないし。そうだ!ユダヤ人でもいじめてやれ、あいつら人数少ないし」みたいな感じなんでしょうか(笑)

それに彼らが敵意を持つとすれば、まず第一に移民のはずです。移民が暴力沙汰や婦女暴行をあちこちで行なってるのは事実ですからね。

しかし、そうではなく、彼らが敵意を持ってるのはユダヤなんだそうです。どうしてユダヤに敵意を持つのでしょう?移民ではなしに。

このユダヤに対する敵意の生じた理由についてなーんも書いてません。この記事を全部読んでみても、どこにも理由が書いてないのです。インタビューの一つもしていないのでしょうか?

しかし、ところがですね、次の文章を読んでみてください。こうありますよ。「5月に予定される欧州議会選に向け、排外主義の訴えが強まれば」と、一体全体どういうわけか、この記者は、欧州議会選に合わせてそれが強まると予測しているみたいです。なぜなのでしょうか?

これぞまさに読売真骨頂の奇々怪々な記事と言えましょう

「背景にあるとみられる」と、何の根拠も無いただの想像をしておきながら、しかし「欧州議会選に向け」強まるのだそうです。訳がわからないですね。この程度しか書けないんです、読売クオリティでは。

さらに、二枚目を見ますと、ハンガリー政府が批判しているジョージ・ソロスもユダヤ人だということですが、その右側には、ナチスによるユダヤ迫害の解説などしており、いかにも「迫害されるユダヤ人」のような印象操作を行なっていますが、

ブー、全くの間違いです。

例えばこの記事を読んでみてください。

ジョージ・ソロスがインタビューで「ナチスの協力者だった」と告白した件

ジョージ・ソロスは迫害されたユダヤ人ではなく、ナチに協力してユダヤ人の同胞を迫害した側です。実際のインタビュー映像がありますよ。

ということで、読売はわざわざ「迫害されるユダヤ人」の例として、真逆の例のジョージ・ソロスを出してきたのでヤブヘビになっちゃってます。

これはむしろ、「ユダヤを迫害したナチに協力したソロスを迫害するハンガリー政府は正しい」というべきじゃぁないですか。読売さんには是非お答えいただきたいものです。

では、本当の理由はなんでしょうか?

欧州で反ユダヤ主義の拡大を懸念

という記事がありました。こうあります。

頻繁に聞かれる反ユダヤ主義的扇動パローレ(言葉)は、①イスラエルは、ナチ・ドイツ政権がユダヤ人民族にしたように、パレスチナ人にしている(51%)、②ユダヤ人は余りにも多くの権力を持っている(43%)、③ユダヤ人はホロコースト(民族虐殺)を自身の利益のために利用している(35%)だ。

オーストリアでは3分の1は「ユダヤ人は金融界で大きな権利を享受している」と受け取っている。ポーランドやハンガリーではその数字は40%にもなる。

しかもですね、こんなことさえ書いてあります。

「過去2年間でイスラム系住民の反ユダヤ主義の言動が増えてきた」という。

2年前といえば、2015年、100万人を超える中東・北アフリカ諸国からのイスラム系難民がドイツに殺到した時期と重なる。

多くの難民は反ユダヤ主義が社会に深く刻み込まれたアラブ諸国から来た人たちだ。彼らは母国で「ユダヤ人は悪魔だ。世界の悪はユダヤ民族の仕業だ」といった教育を小さな時から受けてきている。

なるほどー、読売が一切書かない理由がなんとなく見えてきませんか。つまり、

  • どんな理由でユダヤ人を排斥しているのかを書きたくない
  • ユダヤ人を排斥している主体が誰なのかを書きたくない

わけです。もう一つ、NHKの記事がありますね。

“新たな反ユダヤ主義”に揺れるドイツ

ここにはより問題の原因のわかる記述がありますよ。

イスラエル人の男性が襲われている映像なのですが、暴行しているのは、ドイツに滞在するシリアからの難民です。

ベルリンでキッパをかぶっていたイスラエル人をシリアの難民が暴行し、侮辱したことです。

 
「反ユダヤ主義と言いましても、ネオナチや右派によるものと、イスラム教徒の移民や難民によるものでは違いがあります。
まず、ネオナチなどの右派によるものなんですが、これは、ナチズムの過去に関する言動が多いわけです。

例えば、ナチ思想を掲げたりですとか、『アウシュヴィッツにガス室はなかった』といった歴史修正主義的な発言ですとか、『ホロコーストをユダヤ人は利用している』というような主張に体現されています。
これに対して、イスラム教徒の反ユダヤというのは、主にパレスチナ問題に起因する“反イスラエル”です。
最近、ドイツに大量の移民・難民が流入しましたが、彼らの出身国はイスラエルと、長年、対立してますシリアなどを中心としてますので、彼らはイスラエルのユダヤ人でなくてもユダヤ人を敵視する傾向があります。
例えば2014年にイスラエルはガザ攻撃を行いました。
この際に、ドイツでもイスラム教徒を中心にした“反イスラエル”デモが起こっているんですけど、この時にも『ユダヤ人はガス室へ!』といった、極めて過激なスローガンがみられています。
先ほどのニュースでもありましたが、エルサレムの首都承認ということもありますので、現在、極めて、反イスラエル=反ユダヤの感情が強まっているということが言えます。」

なるほど、ユダヤ人迫害グループは一つではなく、大きく二つあることがわかります。一つは、ネオナチによるもので、もう一つは明確にパレスチナを迫害したり、シリアに悪さをするイスラエルに向けられたものです。

少なくとも後者については、「イスラエル人が悪い」から、迫害の仕返しをしていると理解できます。ここをまず取り上げなければ何の理解にも至りません。この上で、最初の読売の文書を読み返してみましょう。

欧州でユダヤ人を狙った暴力や嫌がらせが増加している。少数派に対する敵意の高まりや排除の動きが背景にあるとみられる。5月に予定される欧州議会選に向け、排外主義の訴えが強まれば、暴力がさらに増える懸念も出ている。

不思議な文章ですよねぇ。。。こんな文章に編集長がOK出しちゃうんですよ、この「新聞」では。

さて、何もわかっていない読売やNHKに出てくるような御用学者の解説では何もわかりませんので、ジェイク・モーフォ二オス氏の解説をお聞きください。

 

 

1800年代遅くにシオニズムという政治運動がおこりました、ヨーロッパにおいて。
シオニズムはユダヤ教とは無関係です。
古代の「イスラエルの家」ともです、
今日のクリスチャンの多くはそう考えますが。
イスラエル国をサポートすることはイスラエルの家をサポートすることではありません。
アブラハム、アイザック、ジェイコブの。
シオニズムは実際には作られたのです、ヘブライでないユダヤ人に。
今日では、多くのシオニストがユダヤ人でさえ無いんです。
例えば、副大統領のジョー・バイデンですが、
彼は自身を名誉シオニストと呼びます。ユダヤ人ではありません。
今日、ほとんどの宗教的に深いユダヤ人は、
正統派の人たちですよ、
黒い帽子に黒い服に、
カールのある毛の。。。
ほとんどの彼らは、非常強い反シオニストです。
YouTubeに行ってみてください。
入力するんです、Anti Zionist Jewsと。
言ってることがわかりますよ。
政治的シオニズムは違うんです。
宗教、ユダヤ教とは。
ユダヤ人は問題ではないんです。
ユダヤ教にも問題はありません。
シオニズムが問題なんです、この視点を忘れないでください。

ですから、シオニスト国のイスラエルの最大の反対者はユダヤ人なんです。
これから行うことは、これを証明することです。
著名なユダヤのラビの言葉を引用しましょう。
名前は、
イスラエル・ワイスです。ワイス・ラビです。
彼は無数のユダヤ人の一人に過ぎませんよ。
シオニズムに反対する者として。
ラビ自身の言葉を読みましょう。
好きになりますよ。

我々の名前、我々のアイデンティティがハイジャックされた、
邪悪で卑劣で自分勝手な運動にである。
これは純粋に政治的なものであり、不信心なものだ。
そして、正当性を得ようと、彼らは使ったのだ、
我々のアイデンティティ、ユダヤ教を。
信心深さの現れを利用し、他者を怯えさせ、
他の人々から土地を奪い、
抑圧するためにである。
我々が世界に対して主張することが重要だ、
不運なことにあなた方のやっていることは、大いなる過ちであると。
これを知るべきであると、これらの人々がユダヤの名前で言っていることは、
ユダヤの人々を守ることにもならないだけではなく、
これは最悪の要素である、
反ユダヤをさらに悪化させるものなのだ。
ユダヤ人はクリスチャンやムスリムと数百年の長きにわたって共存してきた、
すべてのアラブの国々で。
シオニストがこれらの根深いユダヤ人に対する根深いヘイトを持ち込むまでは。
我々はいかなる人道団体も無しに、共存できていたのだ。
これは変わってしまった。今やユダヤ人はムスリムやアラブの国では生きられなくなったのだ。
この比較的新しい運動シオニズムは、
始まってから100年にも満たないが、
それが始まってからというもの、我々が得たものは、
闘争と、死と、
衝突と、悲惨さと、流血と苦しみである。
では何が問題なのか?
我々の宗教か?いや違う。
ユダヤとムスリムは最近まで平和裏に共存してきたのである。
変化したものはシオニズムだ。
シオニズムは政治的運動であり、非宗教的なユダヤによって起こされた、
彼らは我々のアイデンティティとして、宗教的なものから、
国家的なものに変えようとしたのである。
彼らのゴールは、神を完全に考慮からはずすことである。
宗教的ユダヤと啓蒙的クリスチャンをワナにかけるためだ。
彼らはそのフリをし始めた、
そこに神聖な原因があると(?)、
すべてのユダヤ人を追放状態から抜け出させるという。
しかし、世界中のユダヤ人とラビは立ち上がり、こう言うのだ。
狂っていると。
神は我々を追い散らしたが、その理由は、
我々に人間としての物理的弱さがあったからではなく、我々の罪によるものである。
であるから、解決策は物理的なものではない、
戻って武器を取り、土地を取り戻すようなことでは無いのだ。
解決策は形而上的なものである。
神が人々を連れて行くのだ、
心から平和のうちに暮らすことを学ぶ者をだ。彼らを戻すのである。
神がそれを行うまでは、我々は、宣誓のもとで明白にイスラエルに戻ることは無い。
そうではなく、我々の暮らすどこの国であれ、その国の忠実な市民であることだ。
このようなイスラエルにおける政治的実体を築くような試みは、
単純に神の言葉に背くことである。
これは神に対する謀反である、
パレスチナの土地に戻ることは。
仮に、この土地が完全に無人となってもである。
しかし、この土地はすでに人々が住んでいる。
この神に対する謀反は、
既にそこに住む者たちから奪い、抑圧することである。
どうして、我々は沈黙を守ることができようか。
神とユダヤ教の名が、これらの人々によって冒涜され、傷つけられているときに。
我々は迅速で平和的な消滅のために祈る、
この邪悪な国の消滅である。
これはあまりに多くの死と苦しみをもたらしたのだ。
その名はイスラエルである。

この人は本当にユダヤを嫌いに違いありませんね(皮肉)。これしか言えませんよ。

 

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Posted by ysugimura